「独学」をテーマにしたページで、通学・通信講座と独学の違いは「講義の有無」と「カリキュラムの有無」だと述べました。
確かに、「講義」と「カリキュラム」は通学・通信講座を受講するうえでの大きなメリットではあるのですが、裏を返すと、「講義」と「カリキュラム」のしっかりとしていない通学・通信講座というのは、独学とあまり変わりない、むしろ高い受講料を支払っているだけにかえってマイナスとさえ言えます。
マンション管理士講座を開講している学校や通信教育会社は多い分、質にも多少のバラツキがあります。
そこでこのページでは、「講義」と「カリキュラム」の両面で優れた講座をいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
●TACのマンション管理士講座(通学タイプ)
講義の特徴
講義の質は、結局のところ講師の質に比例します。そこでTACでは、厳格な採用基準をクリアした人だけを講師として採用。
しかも採用にあたっては、実務経験があるだけではダメで、マンション管理士試験に合格していることを条件にしています。
そのため、講義のなかでは、講師自らの受験経験に基づく学習方法やモチベーション維持法なども語られ、単にテキストの内容を学習するだけの講座とは一線を画しています。
カリキュラムの特徴
「建物も勉強も基礎が大切」ということで、TACのカリキュラムは基礎を重視した正攻法のカリキュラム。
本試験では法令分野からの出題が約8割を占めることからもわかるように、マンション管理士試験の基礎は法令分野です。
そこでTACのカリキュラムでは、この法令分野の学習に多くの時間を割くようにして組まれています。
●フォーサイトのマンション管理士講座(通信タイプ)
講義の特徴
通信講座の講義は通常、講義DVDによって行われます。
通信講座を受講したことのない人は、DVDで学習することに不安を感じるかもしれませんが、私があれこれ語るよりも、実際に体験した人の声を紹介した方が早いと思いますので、フォーサイトのマンション管理士講座の受講生の声を以下に掲載します。
『DVDを1回目に見た時は、まだ漠然としていた知識が、2度・3度と回を重ねるごとに鮮明になっていきます。
映像講義の効果って凄いですね。1回しか授業を受けられない通学にしなくてよかった、と心から思いました。』
カリキュラムの特徴
TACのカリキュラムが「正攻法カリキュラム」なら、フォーサイトのカリキュラムは「レベルアップカリキュラム」です。
基礎を重視する点は同じですが、フォーサイトのカリキュラムは「レベルアップ」の言葉通り、易しい科目からスタートして徐々に難しい科目に進んでいくことで無理なく、そして確実に「レベルアップ」が図れるようなカリキュラムになっています。