マンション管理士の年収は、データを探すと少なく見えそうですが……
マンション管理士は、発足してからまだ10数年しかたっていない職業です。
国家資格ですし名称独占資格でもあるため、お上はマンション管理士をないがしろにするつもりは全然ないようですが、この職業に関するデータは、まだ少ないという現実があります。
現役で活躍するマンション管理士たちを対象としたアンケート調査などは、あまり実行されていないようです。
そんな中で、気になるのは現場で働いているマンション管理士たちの懐具合でしょう。
公開されているデータは本当に少ないのですが……
それらを見て回るとマンション管理士の年収は、400万円くらいが平均値ではないかという結論になります。
幅を持たせながら考えるなら、マンション管理士の年収は300~500万円の間に収まることが多いのでしょう。
高額の年収をとるマンション管理士はいるのに目立たない
もちろん、もっと年収が高いというマンション管理士はいます。
しかし完全に独立・自営というコースを選ぶと、その後はなかなかアンケート調査等を頼まれることがなくなってしまうのでしょう。
500万円以上、600万円以上の年収を受けているマンション管理士は、何かほかにも資格を持っている(たとえば、宅建等)といったことが多いようです。
何かプラスのキャリアを身につければ、年収をアップさせる手段が手に入るという顕れでしょう。
キャリアが輝かしいものであれば、管理組合等と交渉するときでも好条件を取り付けられるチャンスを持てますから。
なお完全月給制の場合でも、資格手当やボーナス等は、当然期待できます。