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2018年度(平成30年度)のマンション管理士試験の合格発表が、年明けの1月下旬に予定通りに実行されています
ちなみに、2018年度のマンション管理士試験では、多少合格ラインが上がるという予想が、事前の段階では多かった模様です。
実際にそうした予測はあながち的外れにはなりませんでした。
試験が終わったばかりの頃(いわゆる「速報」が配布されていた段階)からぽつぽつと専門家の予想が配信されはじめましたが、合格最低点に関して「37点」という予測が顕著でした。
では、現実の2018年度のマンション管理士試験の合格率の結果は?
・全受験者数:12389名
・合格者数:975名
・合格率:7.9%
・合格最低点:38点
合格最低点が低めになるという根拠は、難問が一部で顕著だったからでしょう。
たとえば、区分所有法がそのいい例でした。
それ以外の科目でも全体として、相手の裏をかくような問いかけがちらほらと散見されたことは、記憶に新しいところではないでしょうか。
ちなみに合格率は、この数字だけならこれまでとあまり変わりませんね。
では、2019年度からはどうなる?
この結果を受けて、早くも次回のマンション管理士試験(2017年)の試験について、「反動が来るのではないか?」という推測が流れているようです。
早い話、2018年が少し難しくなったので、その次は少し簡単になるだろう(合格率も甘くなるだろう)という予測です。
確かに、そうなる可能性は否定できませんが……
根拠が少ない中で楽観してしまうことは褒められた態度ではありません。
情報取集は大事ですが、偏りのない情報を、そして専門性の深い情報を継続して仕入れながら、勉強に臨むことが第一でしょう。