マンション管理士と同じなようで違う、管理業務主任者

マンション管理士と管理業務主任者は少しずつ違う資格

マンション管理士と管理業務主任者。この2資格は、どちらかの名前が人の口に上ると、自然ともう片方の名前も、その場にいる誰かの口から出てくることが多く、好対照な資格となっています。

実際に、ほぼ同時期に誕生した資格でもあり、比較される立場にいるのは当たり前でしょう。では、これから有用な資格を取りたいと思っている人や、マンション管理の仕事をしたいと思っている人は、どちらを取ったらいいのでしょうか? 


働く上での立場

マンション管理士は、「管理組合」側に立つことが多い資格です。

しかし管理業務主任者は、「管理会社」側に立ちます。

管理会社と管理組合は、実は似たような組織ではありません。管理会社は、もともとマンションをはじめ不動産等のビジネスをやっている営利団体です。したがって、中にいるのはそこの社員であり、普段からその道の業務を仕事としてやっています。

しかし管理組合は、そのマンションの住人等がよく参加していますし、その道の専門集団ではありません。だからこそ、マンション管理士のようなプロが必要となるわけです。

管理業務主任者は、一従業員(正社員)として仕事に従事するのが普通ですが、マンション管理士は、どこかの社員だとは限りません。独立したコンサルタントとして、組合から仕事を任されるようなことが普通なのです。


試験の難易度

試験の内容はかなり似ているのですが、合格率は違います。マンション管理士は例年、合格率が10%に届きません。しかし管理業務主任者のそれは、20%を毎年超えています

試験の難易度だけで見るなら管理業務主任者のほうがよいように見えてきます。また、いわゆるサラリーマンやOLといった安定した立場で働いていきたい場合は、おすすめできます。

しかしマンション管理士は、独立というコースを残している資格。将来的な活躍ぶりという点では、大いに勝りますね。

どちらを取るのかは、最終的には個人の自由。しかし、どちらのほうが絶対に有利…ということはありません。また、両方の試験の合格を目指すのも、深い知識の習得やキャリアの広さという意味ではいい作戦でしょう。